ある女流詩人の詩part.4「花車」/フラワーエッセンス「花の癒し力」

part.1から、地方の書店で見つけた詩集から
「野口清子」という詩人の花をテーマにした作品を
紹介しています。
今日で4作目、「花車」という作品を引用し、
ご紹介します。

秋の一日に書かれた作品と思われますが、
花をテーマにした、この詩人の作品のなかでは、
私がもっとも好きな詩の一つですので、
あえて、この季節ですが、取り上げてみました。

●ある女流詩人の詩「花車」

では、少し長いですが、おつき合いください。

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花 車

一年前の秋です
いとおしいものたちを 一度に失ったのは
菊の花の季節でしたから
父の棺は 白と黄の花でいっぱい
かるく眼をとじた父は
花咲か爺さんのやさしさで
語りかけてくるようでした

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父を亡くして
ひと月もたたないで
チャッピーです
獣医科医院の手術台の上で
心臓から ガラスビン いっぱいの虫を
つまみだされ
はじめて 生きものの断末魔に立ちあった私
白にうす茶のふわふわした色が
みるまに つやを失い
体がかたくなっていく
眼を そっと閉じてやる
苦しかった 口もとをむすんでやる

ダンボールの棺には
庭中の花を摘んで入れた
ピンクのダリヤ 黄と白の小菊
サルビアの花とけいとうも入れた

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タオルのねまきにくるまれた
チャッピーは
花に埋もれて 顔だけ見せて
おとぎの国への旅立ちのよう

カラカラ カラカラ
カラカラ カラカラ
こぼれるように 花を積んで
駈けのぼって行く 花車の音

父の花車と チャッピーの花車と
仲よく いっしょに行くのです
澄んだ 秋の空です

(野口清子詩集「磐梯山系」 鳥影社より)

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今日の作品、「花車」は、いかがだったでしょうか?

2台の花車が仲よく、澄んだ秋の空にのぼっていく
情景が目に浮かび、

類似体験のある私は、この詩を読んだ後、涙がポロポロ、
しばらく止まりませんでした。

●フラワーエッセンス「花の癒し力」

花には、いのちを優しくつつみ、
また、人の心を揺さぶり、生きる力を与えてくれる、
秘めた力があるように思えてなりません。

本来、花々は視覚的に美しく、
私たちを癒やしてくれるものです。

こうした花々から得られる
「フラワーエッセンス」は、
花のもつエネルギーによって、心のバランスを回復させ、
癒しへと導き、内面からの美しさを引き出してくれるも
のです。


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皆さんも、季節の植物や花々を楽しんでみてください。

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