長寿遺伝子「サーチュイン遺伝子」で脳梗塞による認知症予防効果

●長寿遺伝子に新たな期待

本サイトでも、たびたび紹介してきた、
長寿遺伝子「サーチュイン遺伝子」を脳で活発に働かせることで、
脳梗塞が原因となる血管性認知症を予防できると、
大阪府吹田市の国立循環器病研究センターや名古屋大、
京都大のチームがマウスを使った研究で明らかになったと発表。
米医学誌電子版に12日付けで掲載されました。

研究成果について説明するセンターの猪原氏。

研究成果について説明するセンターの猪原氏。

誰もが持っている、この長寿遺伝子「サーチュイン遺伝子」を、
うまく働かすことができれば、
平均寿命は100歳を超えると以前からいわれていますが、
認知症予防という新たに可能性に研究グループが踏み込み、
今後、さらに注目が高まっていくことと思われます。

研究グループの発表によると、
動脈硬化などで脳の血管が詰まる脳梗塞が原因の認知症は、
糖尿病の増加や食生活の欧米化で増える傾向にあり、
新たな治療法の開発につなげたいとしています。
研究グループは、特有の酵素を作り出す長寿遺伝子サーチュインに注目し、
マウスの頸動脈を狭める処置をした上で、実験に及んだとのことです。

★長寿遺伝子についての参考記事は下記もご覧ください。
寿命を延ばす長寿遺伝子「サーチュイン遺伝子」とレベラストロール

★認知症予防についての参考記事は下記もご覧ください。
DHA アルツハイマー病予防に効果 iPS細胞研究から明らかに!
大豆レシチン/DHAと並ぶ脳機能改善効果
イチョウ葉エキス/脳の老化防止、認知症予防効果

●長寿遺伝子の働きを高める「ポリフェノール」

研究グループは来年度中を目標に、
長寿遺伝子の働きを増強するとされるポリフェノールの一種を
患者に投与する臨床研究を行いたい考えているそうです。

研究グループが研究対象とする「ポリフェノール」
とは、本サイトでも紹介してきた「レスベラトロール」
ではないかと推測されます。

「レスベラトロール」とは、
食品では、ブドウの皮、赤ワインのほか、 ピーナッツの皮、
イタドリなどに含まれるポリフェノールの一種で、
ストレスや運動不足、飲酒・過食などが原因になる生活習慣病予防にも
効果があるとともに、心血管関連疾患の予防効果が期待され、
動脈硬化を防いだり、脳の血流量を増加させることで、
認知症を予防する可能性があることは、従来から研究者の間では
指摘されていました。


レスベラトロール

今回の発表を契機に、
長寿遺伝子やポリフェノール「レスベラトロール」への研究が促進され、
人々の幸せに寄与していくことを期待したいと思います。

抗酸化作用によりガンのリスクを低減する可能性も知られており、
大変期待が高まっている物質なのです。

★「レスベラトロール」についての参考記事は下記もご覧ください。
レスベラトロール サーチュイン遺伝子にスイッチを入れる「夢の長寿薬」

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